中国以外から5割確保へ

中国からの輸入に頼っているレアアース(希土類)調達に関して、枝野幸男経済産業相は12日の衆院予算委員会で「来年半ば以降、おおむね5割程度は中国以外から確保できる」と述べました。

国内需要の年2万?3万トンに対して、枝野経産相はオーストラリア、カザフスタンに加え、インドから年4100トンの供給を受け、調達量は計1万3500トンに達する見通しで、レアアースの安定供給に向けて、中国以外に輸入先を確保する政府目標達成のめどが立った形です。
しかし、5割というのはまだ多いですね。2割以下にはしたい所です。とにかく分野にかかわらず、中国に依存するのは危険ですから。

レアアースは希土類元素と呼ばれ、31鉱種あるレアメタルの中の1鉱種で全15元素の総称です。蓄電池や発光ダイオード、磁石などのエレクトロニクス製品の性能向上に必要不可欠な材料で、ハイテクメーカーには欠かせない資源です。
レアアースの全世界の年間消費量は約15万トン。これに対しアメリカ地質調査所によれば、レアアースの世界の埋蔵量はおよそ9900万トンと、資源の枯渇が危惧される状態ではありません。ところが、単独の元素を分離精製することが難しいため流通価格が貴金属並みに高価となることがあり、近年安価な中国産が世界市場を席巻していました。